世界遺産タイル|シルクロード・ウズベキスタン陶芸ギャラリー

◇アラベスク装飾イスラム陶器とアンティーク調オーダータイルを直輸入

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シルクロードの神髄を伝える
日本で言う人間国宝を輩出した正統ホラズム窯は、シルクロードの伝統的な幾何学文様を描くことができる国内唯一の窯元です。本来、シルクロードの陶芸文化は、イスラム教の教えに従って、その伝統を踏襲することに価値がありましたが、旧ソ連の共産主義体制により伝統が破壊され、シルクロードの陶芸文化は潰えたかに見えました。しかし、波乱の世紀を乗り越え、カラクム砂漠に窯の火が燃え続けていたことは、シルクロードの奇跡であり、人類の遺産となる陶器なのです。
民俗の美学を継承する3つの色
“ホラズム・ブルー”と言われる「青釉(せいゆう)」は古代エジプトを発祥とし、メソポタミヤやペルシアを通ってホラズムにもたらされました。写真は19世紀のホラズム焼
正統ホラズム陶器は、3つの色でしか描くことが許されていません。洋の東西を問わず、神聖な存在を描くときに使われる「藍青色」、モスクのドームやヒヴァのミナールなどイスラム芸術を象徴する「ターコイズ」、素焼きの表面を色抜きして白く見せる「灰白色」が正統ホラズム陶器の伝統色です。さらには、イスラム教の教えの通りに、偶像崇拝につながる人物は一切、描くことがありません。国内の窯元が、陶工から陶芸家に鞍替えし、グローバルな創作を重視するのに対して、正統ホラズム窯はあくまでシルクロードの陶工であり、そこに時代の変革にもぶれない民俗芸術の力強い美しさがあるのです。
カラクム砂漠の静かなる陶郷
正統ホラズム窯はカラクム砂漠の辺境にあります。 道端では家畜が草を食み、土塀の家が建ち並ぶ村の一角に、窯の煙を上げています。そこは、容易に足を運ぶことができない陶郷であったために、その陶器の存在は神秘に包まれていた幻の名窯と言われてきました。
土と焔に生きてきた正統ホラズム窯の工房
人間国宝(カモラディン・ベフゾット)を授かった陶聖
太陽の大地に燃える窯の火

乾燥を待っている装飾タイル
さらに、正統ホラズム窯の特徴は、窯の温度にあります。他の地方の陶器は700℃の低温で焼くので、表面が欠けやすく鑑賞用にしか適しません。正統ホレズム窯は、カラ(城郭)の装飾タイルをつくることから歴史が始まっていますので、1200℃の高温で固く焼き、重厚な陶器を作り上げます。

独特の青を生み出す顔料

窯入れ前はグレー
中央アジアの建築文化を支える
アル・ホレズム記念館(ウルゲンチ)
正統ホラズム窯が国内でも稀有な存在にあるのは、遺跡の修復用タイルや伝統的なイスラム建築の装飾タイルを手がける窯元だからです。タシケントの東洋学大学近くの現代芸術センターのファサード、ウルゲンチやブハラの建築・公園プロジェクトに正統ホレズム窯の装飾タイルが使われています。
エントランスの正門
装飾タイルのアーチ
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